みなさん姿勢を治したいと思いますか?
皆さんが思っている綺麗な姿勢。
実は間違っているかもしれません。
今回は
体に負担のかからない美しい姿勢について解説していきます。
目次
正しい姿勢とは?
姿勢ってそもそもなに?
姿勢(しせい)とは、重力に対して、バランスを取っている時の体の姿である。
なので、水中や宇宙船など、重力を受けない場所では姿勢は存在しない。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こんな感じ。
つまり
姿勢とは
体の見た目ではなく
体に負担がかからないことを目的としています。
正しいといわれる姿勢の例
頭から足まで線を引いたときにそのライン上に
耳、肩、骨盤、膝、足首の5つがすべて通過するのがいい姿勢といわれています。
姿勢の目的は体の負担を減らすことだと解説しました。
一見、いい姿勢というと
胸を張るような姿勢をイメージしますが
画像の×の例のように
背中が丸くなったり、胸を張って腰を反ったりすると
ラインが崩れ体のあちこちに負担がかかります。
ですので
一般的な姿勢がいいというイメージは
実は健康にとっては悪い姿勢ということになります。
胸の張りすぎは、肩こりや腰痛の原因になるので注意が必要です。
①耳
②肩
③骨盤
④膝
⑤足首
線を引いたときに5つのポイントをすべて通ることが理想と言われています。
正しい座り方とは?
今回はイスに座っていると仮定します。
こんな感じです。
正しい座り方と悪い座り方
実は悪い立ち方や座り方のポイントは股関節にあります。
股関節の筋肉が緊張すると
腰が反って、腰痛や猫背になります。
悪い座り方1:前のめり
前のめりは股関節を圧迫します。
悪い座り方2:胸を張る
よく見た目がいいとされる、胸を張る姿勢ですが
実は股関節の筋肉が強く緊張します。
前のめりと並んで、腰痛と猫背の原因なので注意です!
悪い座り方3:もたれすぎる
イスにもたれすぎても、股関節の筋肉が緊張します。
デスクワークの座り方については別記事にまとめてありますので参考にしてください。
<<デスクワークのイスの座り方。【腰が痛い時のベストな姿勢はコレ!】
正しい座り方
股関節の角度が90度くらいの姿勢。
このあたりの角度ですと
股関節がリラックスします。
あくまで股関節に負担のかからない状態が目的ですので
背もたれに、もたれて大丈夫です。
もたれないと疲れちゃいますしね。笑
悪い姿勢の原因は股関節
美しく見える姿勢のポイントは?
胸を張る姿勢や腰を反った姿勢は悪い姿勢ってわかったけど
それでも見た目はよくしたいですよね?
大丈夫!
上の話を踏まえたうえで
体も見た目も良くできる姿勢がちゃんとあります!
美しく見える姿勢のポイント
いい姿勢のポイントは
背骨を緩やかなSの字にすること!
そして緩やかなSの字を作るためには
①腰を反らないこと
②胸を張らないこと
この2つが重要になってくるんです。
ご存じの方もいるかもしれませんが
人間の背骨は緩やかなカーブになっています。
そうなんです。
一見、胸を張る姿勢はきれいに見えますが、
胸を突き出してしまうと腰が反ってしまうんです。
人間の背骨はSの字。
腰が反った姿勢を続けてしまうと背中は逆に丸くなります。
意識して胸を張っているときはいいですが
力を抜くと
猫背になります。
猫背の人はほぼ100%腰が反っています。
ですので胸を張らない姿勢こそが
いい姿勢への近道です。
美しく見える座り方のポイント
立っている時と基本的には同じです。
胸を張らず、腰をそらず
股関節をできるだけ緊張させないがポイントです。
①深めに座る
②軽く背もたれにもたれる
特に上記を気をつけていただけるとよいかと思います。
最後におススメのデスクチェアを紹介しておきます。
最近は
見た目をきれいに見せるために
腰を反らせるイスが多すぎるので
背もたれがまっすぐのタイプを選ぶようにしてください。
胸を張る姿勢はいい姿勢ではない。イスに軽くもたれるのがいい姿勢への近道。これで今日からみんな良い姿勢